
水道が抱えている課題
上水道・下水道の老朽化
見えざる地下のリスクを
どう把握するか
上下水道の管路は地下に埋設されているため、地上から正確に状態を把握することは困難です。目に見えない場所で進行する劣化や損傷は、突然の漏水や道路陥没といった形で表面化し、生活や都市機能に重大な影響を及ぼします。


出典:日本水道協会発行「水道統計(令和4年度版)」に基づき当社推定
上水道を例に挙げると、現在、日本では年間約2万件以上の漏水事故が発生しています。その主な原因は「老朽化」です。1960年代の高度経済成長期に布設された水道管の多くは法定耐用年数の40年を超え、設置から40年以上経過した水道管は170,000km(地球約4周分)に達しています。更新費用は1kmあたり2億円と言われ、全国の自治体は危機的な局面を迎えています。
さらに、気候変動による異常気象の増加や地震による地盤変動も管路へのリスクを高めています。しかし、厳しい財政状況と技術者不足により、すべての老朽管を更新することは現実的ではありません。
我々がなぜこの課題に
向き合うのか
全国の自治体が直面する上下水道インフラの老朽化。高度経済成長期に整備された管路の更新時期が迫る中、人口減少や財政難の中で、安全に維持管理することが大きな課題となっています。上下水道は住民の生活や企業活動を支える重要なライフラインですが、老朽化による漏水・破損事故、大規模断水のリスクが年々高まっています。
こうした問題に対応するには、現場の経験や勘だけに頼るのではなく、データを活用し、より迅速かつ確実に異変を察知する仕組みが不可欠です。宇宙水道局は、この課題を解決するために生まれました。私たちは、衛星データとAIの力で上下水道のリスクを見える化し、自治体の限られたリソースを効果的に活用できる新しいソリューションを提供します。
上下水道向けの支援
持続可能な水インフラを支える
「天地人コンパス 宇宙水道局」
上水道向けサービス

天地人コンパス 宇宙水道局 維持管理課
漏水リスク評価に基づく
音聴調査支援
衛星データを活用したAI管路診断技術による、管路診断結果に基づき、漏水が起こるリスクを5段階評価で見える化。漏水する可能性が高いエリアを絞り込むことで、優先的に調査すべき場所を簡単に見つけられます。

天地人コンパス 宇宙水道局 管路更新課
管路の更新計画策定支援管路更新支援
業界標準のアセットマネジメント手法、及び、リスク管理手法に基づき水道管路の現状を評価することで、管路更新計画の策定を支援します。地域特性に応じた水道管の管路の更新計画の策定を念頭に、各管路の更新優先順位を合理的かつ透明性をもって決定することで、信頼性の高い計画の立案を支援します。
下水道向けサービス
下水道向けの支援
衛星データや、下水道管の設置時期や材質、過去の修繕履歴を学び、土壌や地質データなどとAIを活用して重要度を診断します。
※本サービスは実証実験中です。
20※
天地人コンパス 宇宙水道局の
累計契約自治体数*は
20を
超えています。
ヨーロッパや東南アジアの都市からも
関心が高まっています。
* 契約更新含む
導入事例・実績

JAXAから初めて
出資を受けた ”天地人”
天地人は初めて、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)から出資を受けた宇宙ベンチャー企業です。現在JAXAの職員がJAXAと兼業で働いており、その強みを活かし、内閣府から宇宙開発利用大賞を受賞。ほかにも、国内外のコンテストで様々な賞を受賞しています。
PARTNERSパートナーズ
AWARDSアワード
MEDIAメディア
天地人コンパス 宇宙水道局で
未来の水道インフラを
支えていきましょう。
宇宙の視点で水道の問題を解決します。
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